第6章 逃がさないんだから…!
さてさて。
元々私はここが気になるから入らせてもらったわけなのよ。
だからその原因を探りたい。
うーん。妙な気配は感じるんだけど、出処が分からないなぁ。
ってことで写輪眼にチェンジ。
お、見えた見えた。
この床の下になんかあるぞ。
「すみません、この下に…」
「ひっ…!その目…!」
…目が合った瞬間それかよ。
「お察しの通り写輪眼ですが何か?」
「あ、あんた、うちは一族だったのか…!?」
「うちは一族ですが? な ・ に ・ か?」
何なんだよ、その反応は!
なにか?目が合っただけで私が殺すとでも?
写輪眼を知ってる人は大概こういう反応するんだよね、失礼しちゃう。
すっごく嫌そうな顔をしてやれば、アルビノさんは怯えながら後退り始める。
ほぅ…?そうくるか。
だから私は瞬時に距離を詰めて、その肩をがっしりと両手で掴んでニヤリと笑った。
「逃すと思う〜?」
「ひぃぃぃ〜!!!」
ぱたり。
……。
嘘でしょ?
本当に気絶する人なんて、初めて見たんですけど。
っていうかやり過ぎたわ…。
ごめーん!
謝るから起きて〜!!