• テキストサイズ

もう一度、を叶えるために。second

第6章 逃がさないんだから…!




――その後…。


「まったく、休憩どころじゃなくなったじゃないですか。」

私が苦言を呈すも、鬼鮫さんはどこ吹く風。

「あれしきの揶揄で動揺するあなたが悪いんですよ。」

「イタチの水筒で間接キスなんて言うからですよね!?」

「間接キスはあなたが言い出した事ではありませんか。私はイタチさんはいいのか、と聞いただけですよ?」

きぃぃぃー!!
腹立たしいったらありゃしない!
同じ意味じゃん!

咳が治まったから、早速鬼鮫さんに抗議したのに、ああ言えばこう言うの連続で余計に腹が立つ!

「…そろそろ行くぞ。」

イタチは気にしていないのか興味がないのか、冷静そのもの。
我関せずを貫いている。
私一人が騒いでるって、複雑な心境である。

「ほら、行きますよ。」

鬼鮫さんも、すっと立ち上がった。
切り替えがお早いようで…。
私も二人に続いて立ち上がった。


/ 375ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp