• テキストサイズ

【新テニスの王子様】恋のスパイラル

第6章 名前呼び


三船からのミッションと花鈴を送り届ける為、越前達は合宿所へと向かっていた。

謙也「つか最重要ミッションって結局、盗んで来いって事なやないかい!」
リョ「ま、やるしかないでしょ」
花鈴「あはは……っあ、この先に……」

ミッション内容に不満わ持ちつつ花鈴が最短で来た道を地図を見ながら戻っていると川が見えて来た。

謙也「花鈴……お前、この川渡って来たんか?」
田仁志「流れが急ださー……」
花鈴「はい、そうですけど?」

目の前には流れが早く足を滑らせたら危ない川が広がっており謙也と田仁志は唖然としていた。そんな2人を余所に花鈴は川から見える岩場をぴょんぴょんと渡っていく。

花鈴「こうすれば行けます!」
リョ「……よっと」
花鈴「流石だね、お2人も早く来て下さい〜」

花鈴の呼び掛けに田仁志は体型からは想像出来ない身軽な動きで渡り切りった。

花鈴「田仁志さんって以外に動けますよね……」
リョ「見かけによらずね」
田仁志「ぬー、あー?」

感心する花鈴と越前に不服そうな田仁志。すると謙也が「お前らやるな」と言い花鈴達の方へ岩を渡って来ようとする。

謙也「なにわのスピードスターを見せてやる……わ?」

ズルッ

リョ「謙也さん⁈」

足を滑らせ川に落ちてしまった謙也だったが、足を早く動かし川の上に立っていた。

謙也「スピードには自信があってもバランスは苦手ちゅー話や!」
花鈴「でも水面を走ってる……」
田仁志「わんの手へ掴め!」
謙也「ぬぅ‼︎」

伸ばされた手を取ろうと必死に足を動かしていた謙也は後一歩届かず川に落ちて行き、手のを伸ばしていた田仁志の地面もそれと同時に崩れ川に落ち始める。

ガシッ

リョ「えっ⁈」

カジッ

花鈴「ちょ、まっ……⁈」

ドボーン‼︎

落ちる直前、田仁志は越前の足を掴み、越前は花鈴の腕を掴むと3人は謙也を追うように川に落ちた。流されてから暫く経った頃、なんとか浅瀬に着き無事わ確認する4人。

謙也「皆、生きとるか」
田仁志「な、なんとか……」
花鈴「死ぬかと思った……って、あれ?」
リョ「……ここ、もしかして」
4人「「U-17合宿所の敷地内⁉︎」」

流されたお陰なのか偶然にも合宿所の敷地内へと到着した4人は喜びミッションを果たす為、先ずはテニスボールやシャンプー等がある倉庫へと向かった。
/ 24ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp