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【ONE PIECE】想いは風にのってどこまでも
第3章 芽生え始めた想い
…ん?
いまこいつ、なんて言いやがった?
「てめェなにふざけたこと言って……」
「あら、まだ自覚していないのね。
……まあそれはお互い様みたいだけれど」
いったいどういうことだと言い返したかったが、ヒナはふふふっと楽しそうに微笑んだ後、咥えていた煙草を携帯用灰皿に押し込んで、火を消した。
それは真面目な仕事の話をするときのあいつの癖であることを、俺は知っていた。
「まあ世間話はここまでにして…本題に入ろうかしら」
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