第7章 ◆ 目 ◆ 夢主視点 ◆

＊♡＊




ローは私のそれに気付いたのか

片手で私の耳を抑えていた手を掴んでゆっくり離して


また顔を耳に近づけて「…アヤ…」と名を呼ばれた



この人…私がそれに弱いの知ってるから







錯覚しそうになる







いくら同盟とは言え、ここは麦わらの船なのに…







ローのその囁きと息遣いにも体が反応して
私は小さくローの名を呼んだ




ローはそのままの体勢で囁き続けた




ロー）「…どうした？」




ローの甘い声に何も考えられなくなる


溶けそう




「…っ、んっ…ろ、ぉ…ゎたし…」

ロー）「なんだ？言ってみろ」




そう言ってローは私の首元にキスを落としていく


私の耳にリップ音が届いて…余計に我慢出来なくなる





「っ…もぅ、むり…ろぉが…ほしい、のっ…」





ちゃんと言えたか分からないが


ローの小さな笑い声が聞こえ


ローは私の首元から離れて体を起こして私に目を向けた




目が合った


今、絶対、私の方が…ローを求めてる





ロー）「そんなに欲しいのか？」




ローの笑った顔…


さっきよりは落ち着いたが、体の疼きが止まらない





「…お願い…ローが欲しい…我慢出来ないの…」






泣きそう



絶対顔が真っ赤だ