第28章 ◇ 君がいない1週間 ◇ ③ ◇

～？視点～





ここはオブリビオン島


別名《忘却の島》







世界政府が管理してる島で
なんかの薬の原料となる薬草が取れる島





ここでしか育たなく取れないらしく




それが理由で世界政府の役人達が管理してるんだけど





⋯俺、世界政府嫌いなんだよね










それを大声で言ったら
大人たちに怒られるから言わねぇけどさ








世界政府が管理してるって言っても
薬草の手入れとかは島の住人がやってるし





アイツら偉そうなんだよなぁ










世界政府って肩書きが怖いのか
大人たちは偉そうにするアイツらにペコペコと頭を下げてるし










ほぼ言いなり状態










まぁ、世界政府が安全を保証してくれてるから
海賊に襲われた事がないんだけど
それもそれで問題だと思うんだよなぁ















って思ってたら数週間前に海賊に襲われた










町や人に被害はそんなに無く





まぁ、すぐ世界政府の役人達が動いてくれて
海賊は捕まったけど






盗まれた物が無くなっていて
海賊達によると売り払った後だったらしい






盗まれた物は扱いを間違えたら
一時的ではあるけど
記憶が無くなる可能性があるから
今この島に世界政府の役人達が
その行方をおってほとんどいない









いるのは下っ端だけ





しかも数人しか残っていない











何かあった時
役に立たないと思う








うん