* 忍のハート ✿ 番外編 *【ONE PIECE】
第28章 ◇ 助けたい君 ◇ 夢主視点 ◇ ③ ◇
ウタちゃんの感情が乗る歌を聴きながら戦っていた
ウタちゃんに目を向ければ
やはり悲しい顔
「私も⋯独りぼっちは飽き飽きだよ⋯ウタちゃん」
ウタちゃんを独りぼっちにしたくない
そりゃ世界を変えれる力があるなら
使うよね
みんながそれを望んだら
やらないといけないって思うよね
でもね、ウタちゃん
ウタちゃんにも譲れない物があるように
私にだって譲れない者がある
絶対取り戻す
あなたを⋯独りにはしない
歌が終わったのに
それでもローは止まらず私に斬りかかってくる
私はローを相手にしながらベホも相手しているから正直大変だ
忍術使えば少しは楽なんだろうけど
ここは人が多すぎる
なんだか出会った時の手合わせしてる気分である
「⋯まぁ、そんな事言ってられないんだけど」
ローの能力を使われないだけまだマシだ
そんな時だ
ローの刀を受け止め動きを止められた時
ベポが私に向かって来た
ローの刀を弾こうにもローが力を入れて刀が押される
このままだとベポの蹴りが私を当たる
怪我はしなくないんだけど
避けれない!
って思って歯を食いしばった時だ
私とベポの間に誰かが割って入って来た
「え?!」
入って来たのは分身した私だった