第27章 ◆ 助けたい君 ◆ 夢主視点 ◆ ② ◆

(分)「あ、今のうちに本体が手に入れた情報を教えるね。面白いぐらいに海軍達が話してくれたからさー」

ｼｬﾁ）「は？お前今どこにいるんだよ？」

(分)「えっとね⋯今はライブ会場だね。海軍に混じってウタちゃんと話してる」

ﾍﾟﾝｷﾞﾝ）「海軍に混じって？！お前何やってんだよ！」

(分)「大丈夫大丈夫！それより急ごう！なんか変な話になって来た」

「「は？」」

ｸﾛｶﾞﾈ）「変な話？」

(分)「そう。なんかイッショウさんがね、ウタちゃんが世界転覆計画を企ててるとか言っててね」

ﾍﾟﾝｷﾞﾝ）「なんだそれ⋯どう言う事だよ」

(分)「なんかウタウタの実の能力で寝てるこの人達とウタちゃん⋯心中するつもりらしい」

「「心中？！」」

ｸﾛｶﾞﾈ）「⋯⋯」

(分)「うん。ウタちゃんが死んだら今寝てる人達は永遠にウタウタの実に囚われるらしい」

ｼｬﾁ）「永遠に⋯」

ﾍﾟﾝｷﾞﾝ）「なら今寝てる人達は⋯」

(分)「永遠に起きない」

ｸﾛｶﾞﾈ）「そんな事があるんか？」

(分)「悪魔の実って凄いよね」

ｼｬﾁ）「ってかイッショウさんって誰？知り合いか？」

(分)「イッショウさんは海軍大将・藤虎だよ」

「「大将？！」」

ｼﾞｬﾝﾊﾞｰﾙ）「大将まで来てるなら急いだ方が良さそうだな」

ｸﾛｶﾞﾈ）「まぁ、古代兵器があるこの島でこんな事が起きていたら戦力的に大将が来ててもおかしくないのぅ」







そんな話をしながらライブ会場に向けて歩いていたら
周りで寝ていた人たちがゾンビみたいに動き出し
私達は足を止めた