第27章 ◆ 助けたい君 ◆ 夢主視点 ◆ ② ◆

(分)「おっ？」

ｼｬﾁ）「どうした？！」

(分)「⋯急ごう。ウタちゃんが歌い出した。皆寝てるけど操られてる」

ｼﾞｬﾝﾊﾞｰﾙ）「なら急いだ方がいいな。キャプテンもライブ会場にいるのか？」

(分)「あ、それならこっちに隠して⋯⋯ってあれ？」

ｼｬﾁ）「今度はなんだ？！」

(分)「いや、なんか⋯ローが走って行った」

「「は？！」」







一瞬見間違いかと思ったが
ローは少し離れた所でライブ会場に走って行った






全員で目を向ければローの後にベポも走って行った









ｼｬﾁ）「⋯走って行ったな」

ｼﾞｬﾝﾊﾞｰﾙ）「あぁ。走って行った」

ﾍﾟﾝｷﾞﾝ）「起きた⋯って事はねぇよな」

(分)「目が閉じてたから寝てんじゃね？嚇母も戻ってないし⋯寝ながら走るって器用だね」

ｼｬﾁ）「んな事言ってる場合かよ」

ｸﾛｶﾞﾈ）「向かった先⋯この先はライブ会場か？」

(分)「うん⋯あの建物がライブ会場⋯」






ロー達が走った方
ライブ会場の方に指を向ければ
ライブ会場で爆発が起き少し煙が上がっていた








「「「⋯⋯」」」








ボカーンって音まで聞こえる




全員でその煙を見ていた時
ジジィがため息を付いた








ｸﾛｶﾞﾈ）「急ぐかのぅ⋯海軍の戦力は分かるか？」

(分)「あー、それなら⋯うん⋯ウタちゃんが操ってる一般市民のおかげで今戦場はめちゃくちゃになってるけど⋯まぁ、うん⋯大した事ないよ」

ｸﾛｶﾞﾈ）「なら行くぞ。お前たち。しっかり前を見ろ。坊主を追いかけるんじゃ」

「「は、はい！」」/ｼﾞｬﾝﾊﾞｰﾙ）「おぅ！」







私達はローの後を追った