第27章 ◆ 助けたい君 ◆ 夢主視点 ◆ ② ◆

（分）「あれ？ゲンコツしないの？」

ｸﾛｶﾞﾈ）「今のお前にゲンコツしても無意味じゃろ。やるなら本体じゃ」

(分)「ぅげ⋯聞かなかった事にしよー」







私とジジィがこんな話をしていたら
話し合いが終わったのか
シャチ、ペンギン、ジャンバールがこっちに歩いて来た








ﾍﾟﾝｷﾞﾝ）「行くのは俺たち3人に決まった！」

(分)「え？ジャンバールも行くの？この船は誰が指示するの？」

ｼﾞｬﾝﾊﾞｰﾙ）「それなら大丈夫だ。皆やるべき事が分かってる」

ｼｬﾁ）「そうそう！伊達にキャプテンがいない時にこの船を動かしてないっての！」

ﾍﾟﾝｷﾞﾝ）「そうだぜ！俺たちいつもキャプテンの帰るこの場所を守って来たんだ！」








ペンギンの言葉に後ろにいたクルー達は『そうだそうだ！』と声を上げた







(分)「ふふっ、それもそうだね⋯んで、イッカクは残ってシャチとペンギンも行くと？」

ｼｬﾁ）「キャプテンの事もそうだがベポの事もあるだろ？もし海軍に見つかりそうになってベポを担いで運ぶってなったらジャンバールは必要だろ？」

(分)「それもそうね。でも2人は船に残って海軍の足止めした方が⋯」

「「俺たちは絶対行くんだ！」」







私の言葉にシャチとペンギンは身を乗り出して私に迫って来た








(分)「分かった、分かった！ならジジィも入れてこの5人で行こう。皆、覚悟はいいかな？」

「「「おぅ！」」」








そう言って船を浮上させ
私達5人は船から降りて船はまた潜水して行った