第27章 ◆ 助けたい君 ◆ 夢主視点 ◆ ② ◆

ｸﾛｶﾞﾈ）「にしても、こっちの情報が少なすぎるのぅ」

ﾍﾟﾝｷﾞﾝ）「確か、古い新聞の記事にエレジアの事が書かれていたような⋯」

ｲｯｶｸ）「うん⋯なんか昔に読んだような気がする」

(分)「え？」

ﾍﾟﾝｷﾞﾝ）「かなり前の事だからハッキリとは覚えてないが⋯」

ｸﾛｶﾞﾈ）「帽子⋯今からそれを調べられるか？」

ﾍﾟﾝｷﾞﾝ）「それは難しいかも⋯キャプテンなら知ってるかもですが⋯この船の資料だけじゃ⋯」

ｸﾛｶﾞﾈ）「ならこの娘さんはどうじゃ？この船でこの娘さんに1番詳しい奴は誰じゃ？」

ｼｬﾁ）「1番詳しいのはベポっすけど⋯」

(分)「タイミング悪っ！２人ともいねぇじゃん！」

ｲｯｶｸ）「古代兵器は封印が解かれてるって言ったよね？」

(分)「うん⋯本体が探し回ってるんだけど⋯どこにもなくて⋯」

ｼｬﾁ）「何を探してるんだ？」

(分)「《楽譜》」

「「「楽譜？」」」

(分)「そう⋯楽譜⋯この古代兵器は楽譜にのってる歌をウタウタの実の能力者が歌う事で発動するみたい。本体が調べた」

ｸﾛｶﾞﾈ）「なら楽譜を見つける前にこの娘さんをどうにかする方が早いか」

(分)「そうなんだよねー⋯能力者なら海の水を使ってみる？」

ﾍﾟﾝｷﾞﾝ）「それで確実にキャプテン達が戻って来るならいいけど⋯戻ってこなかったら⋯」

ｸﾛｶﾞﾈ）「確証がないのぅ」

(分)「だよねー⋯なんか凄くない？ロー達が人質に取られてるって⋯中々ないよね」








冗談っぽく言えば私の言葉に３人は『うんうん』と頷いた