• テキストサイズ

* 忍のハート ✿ 番外編 *【ONE PIECE】

第5章 ◆ 尋問 ◆ ロー視点 ◆







アヤの作り笑いに気づいたのは俺だけじゃなく




横で見ていたシャチとペンギンも



シャチ)「アヤのあの顔…」
ペンギン)「…あぁ…俺達の嫌いな顔だな」



と小声で話していた







そんな俺達にアヤは気付いておらず
クロガネ屋はまたため息を付いて
アヤは男の前に立って目隠しと耳栓を外した






「やぁ。今日の尋問を担当する『やしろ』だよ。よろしくね」










やしろ?






俺達は視線だけクロガネ屋に向ければ




クロガネ)「アヤの尋問をする時の癖じゃ」




と教えてくれた











後で詳しく聞こう








そう思って視線を牢屋の中に向けた










「僕ね、海賊の尋問は初めてで、なんだかよく分からないんだよ。何を吐かせればいいのか…」







牢屋の中から聞こえたアヤの言葉に思わず目を丸くした










…今…なんて言った?



は?




何を吐かせるか分からないのに…今から尋問をするのか?






聞かれなかったからシャチかペンギンに聞いたと思っていたが…











視線をシャチ達に向ければシャチ達も目を丸くして俺に顔を向けた










は?



アヤは何をするつもりなんだ?











俺達はまた視線を牢屋の中に向ければアヤの声が静かに聞こえた














「…だからね⋯いっぱい⋯お話しようね⋯」









笑いながら言うアヤ









「「「…」」」

クロガネ)「お前さん達…ここからは何があっても喋るんじゃないぞ」

ロー)「…何故だ?」

クロガネ)「…黙って見とれ」

「「「…」」」













/ 357ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp