* 忍のハート ✿ 番外編 *【ONE PIECE】
第26章 ◇ 助けたい君 ◇ 夢主視点 ◇
女の子を追って走っていたが
ライブ会場に懐かしい気配を感じた
私は物陰からライブ会場を覗いていた
ライブ会場には女の子に囲むように
海軍が来ていた
その中には
ドレスローザで会った藤虎もいた
確か名はイッショウさんだったか
海軍大将も来ているのか
私は気配を消して話を聞いていた
モモンガ)「貴様!観客達も巻き込んで死ぬつもりか!」
え?
お嬢さん死ぬの?
だから半分しかないのかな
ウタ)「死ぬって何?大切なのは体より心じゃないの?新時代は皆一緒に心で生き続けるものなんだよ」
心で生き続けるって何?
どういう事?
藤虎)「出来れば血は流しなくねぇんで⋯やめてもらう事は出来やせんか?世界転覆計画」
「⋯ん?」
世界転覆計画?
何言ってんの?
ウタ)「え?私そんなのしてないって⋯私は皆に幸せになって欲しいだけだって!」
⋯幸せ⋯
幸せか⋯
藤虎)「どうやら話の通じる相手じゃないようですね?」
ウタ)「⋯あなた達こそね⋯」
「はい、ちょっとストーーーップ!」
「「「!!」」」
これ以上隠れてられない
私はそれより気になる事がある
だから出た
全員の視線がこっちに向くと同時に銃口が私を捉えた
女の子は驚いた顔をしていた
私は気にしないで藤虎の横に立った
藤虎は刀に力を入れたまま
黙って私を見ていた
私は周りの視線をほっといて口を開いた
「2つ⋯聞きたい事がある」