• テキストサイズ

* 忍のハート ✿ 番外編 *【ONE PIECE】

第26章 ◇ 助けたい君 ◇ 夢主視点 ◇







鼻歌を歌いながら歩いてる女の子





手にはカゴを持っていて
カゴには見た事がある麦わら帽子と
なんかピンクのキノコ




キノコからは嫌な匂いがする








「雨が降って来たね」

ウタ)「え?あぁ、そうだね⋯でも大丈夫!これからは雨も降らないよ!」

「へぇ、いいねそれ⋯私、雨が嫌いなんだよね」

ウタ)「そうだよね!嫌な事は無い方がいいよね!なら急がなくちゃね」

「⋯でもね、お嬢さん」








私は足に力を入れて歩みを止めたと同時に
お嬢さんの手に力を入れて
歩みを止めさせた







ウタ)「⋯どうしたの?」






女の子は私に声をかけるけど顔はこっちを見ない







「私ね⋯確かに雨が嫌い⋯でもね、前ほど嫌いじゃないんだよ」

ウタ)「なんで?」

「雨でも⋯笑える事を思い出させてくれた人達に出逢えたから」

ウタ)「⋯⋯」

「雨でも⋯怖がらなくていいって教えてくれた人達に出逢えたから」

ウタ)「⋯⋯」

「雨でも⋯一緒にいてくれる人達に出逢えたから」

ウタ)「⋯そっか⋯それならその人達も⋯」

「ねぇ、お嬢さん⋯私にはね⋯あなたが止めて欲しそうに見えるんだけど⋯このまま攫ってもいい?」

ウタ)「⋯ぇっ?」








やっと⋯こっちに目を向けた女の子













/ 330ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp