* 忍のハート ✿ 番外編 *【ONE PIECE】
第26章 ◇ 君がいない1週間 ◇ 多数視点 ◇
「「キャプテン?!」」
ロー)「⋯なんだ?何事だ?」
突然のキャプテンの登場に
俺たちはただただ驚いていたけど
キャプテンも驚いて俺たちを見回して
あるところを見た時
目を丸くして⋯更に驚いた
ロー)「⋯なんで、海賊キャプテンジャンバールがいる?」
「「「はい?」」」
今度は俺たちがキャプテンの言葉に目を見開いた
⋯やっぱり⋯
ペンギン)「キャンプファイヤー!」
「「「キャンプファイヤー!」」」
ロー)「?!」
ペンギン)「あ、キャプテンはそこに座っていてください」
俺がキャンプファイヤーと叫べば
食堂にいたクルー達全員集まって輪になった
キャプテンに内緒の秘密会議をする時の決まりだ
キャプテンの前でしたのは初めてだけど
俺たちはキャプテンに聞こえないように
小さな声で話し出した
シャチ)「やっぱりキャプテンおかしくね?」
ペンギン)「おかしいで済むかこれ?」
ウニ)「ジャンバールの事⋯覚えてない?」
シャチ)「そんな事あるのか?だったら半年ぐらい前の事覚えてないって事か?」
イッカク)「記憶がないって事?」
ペンギン)「そういえば昨日ベポが進路の確認されたって言ってたよな?」
シャチ)「あぁ、シャボンディ諸島だろ?」
イッカク)「待って!なら、アヤは?アヤの事も⋯」
イッカクの言葉に俺たちの顔から血の気がひいた
もし、本当に半年分の記憶がないとしたら
ジャンバールやシャボンディ諸島だけじゃない
⋯アヤの、事も⋯
やばくないか
もし覚えてないなら
あのキャプテンが見ず知らずの女の子に⋯
俺たちは小さく息を飲んだ
キャプテンに確認しようと顔を上げた時
また食堂のドアが開いて
今度そこアヤだと思ったのに
入って来たのはクロガネさんだった