第24章 ◇ この気持ち ◇ 夢主視点 ◇

ロー）「⋯眠れないのか？」






頭の上から聞こえた好きな声






「起こした？」

ロー）「⋯いや⋯どうした？」







彼はそう言いながら私の頭を撫でてくれる




ゆっくり寝ぼけてる声で私の心配をしてくれる彼






そんな彼に頬が緩む







「なんでもないよ。あなたを感じてたくなっただけ」

ロー）「⋯」

「心配してくれてありがとう⋯ふふっ⋯でも本当になんでもないの。ここにいれる事が改めて幸せだなって、思っただけ」

ロー）「⋯そうか」







ローは短くそれだけ言うと
私の頭と腰に回してる腕に力を入れて引き寄せた






ローの匂い好き






ローの匂い⋯酔いそう







「ねぇ、ろぉ」

ロー）「ん？なんだ？」

「⋯キスして⋯ほしい」

ロー）「⋯本当になんでもないのか？悪い夢を見たとか⋯」

「ふふっ⋯違うよ⋯あなたがいる幸せを噛み締めたいだけ」

ロー）「⋯」

「ダメ？」









私がそう言うと
ローは私を押し倒すように動いてキスしてくれた












最初は触れるだけのキス






1度離れた唇は少し切なくなった










全然足りなくて
もっとキスしてって言おうとしたら
再び触れる唇







その唇は次第に激しさと愛しさを増していった









愛しいキスの中
ローの手が優しく私の耳を塞いで
私の世界をローでいっぱいにしてくれた