第24章 ◇ この気持ち ◇ 夢主視点 ◇

私は




この小さな世界に溺れている






































大好きな温もり










安心させてくれる温もり










愛されてると感じさせてくれる温もり










彼はいつもそれをくれる






































《 ここにいる 》







《 ここにいていい 》










⋯そう⋯安心させてくれるの




























































目が覚めて感じるのは


暖かく⋯優しい温もり









この世界に来るまでの私は



夜が明け朝が来るのが怖くて



寝てたとしても
嫌な夢を見てしまう時があって






そのまま目覚めなければと




このまま死にたいと思う時もあった
































でも今は






好きな匂いに包まれて迎えてる朝が好きになって



幸せを感じるようになった











ずっとこの小さな幸せを感じていたい










そう⋯思わせてくれる











































背中に感じる温もりをもっと感じたくて
腕の中で寝返りをうてば
より感じる彼の温もり



















目の前にある彼の胸元に頭を預けたら
ふと、心臓の音が聞きたくなって
彼の胸元に耳を預けた






























ドクン、ドクンと聞こえる彼の心臓





当たり前だけど
この音が聞こえるだけで幸せを感じる

































お互いにいつ死ぬか分からない身




















死なすつもりも死ぬつもりもないが





改めて⋯生きてる事に幸せを感じる