第23章 ◆ 夢での出会い ◆ 夢主視点 ◆

ロー）「ちゃんと聞いて…俺に伝えろ」

「…」








それからローはゆっくり話してくれた

























ここにいるローの身に何があったのか










ここにいるローの世界がどうなってるのか










ここにいるローの私が…どうなったのか



































ロー）「…これが、全部だ…」

「…」

ロー）「お前は…生きてくれ…それが…」

「ロー？」







ローの声が小さくなってきたと思ったら
ローの体から力が抜けた





慌てて抱きとめて声をかけたが
ローは小さく息を吐きながら目を閉じていた









待ってよ







「…やだ…だめ……ダメ、だよ…ろぉ」

ロー）「…」









ローはゆっくり目を少し開けて私に目を向け
ゆっくり手を伸ばして
私の目元を撫でた







その手は酷く冷たく力が入ってなかった










ロー）「…泣く、なよ…」

「…」

ロー）「お前は…笑って、くれ…」

「……あなたが…望むなら…」









ちゃんと笑えているかな




ローの手を取って笑えば
ボヤける視界で
ローは私の顔を見て口元を少し緩めたように見えた












ゆっくり手が離れて





そしてゆっくり体を動かして私の心音を聞くように
私の胸元に頭を預けて力を抜いた





私はローの頭に顔を寄せてゆっくり頭を撫でた















ロー）「…さっき、全部と言ったが…」

「ん？」

ロー）「数日前に…ドフラミンゴの…望みを叶えた」

「…それって…」

ロー）「不老手術だ」

「…」

ロー）「それをしたオペオペの実の能力者は…死ぬ…俺は、もうすぐ…」

「…」