第19章 ◆ バレンタイン② ◆ 夢主視点 ◆

ｲｯｶｸ）「ごめんて。もぅ言わないから…もうすぐ船に着くよ。機嫌治して、これあげるから♡」

「？…んっ」





イッカクに顔を向ければ口になにか入れられた

途端に広がる甘い味





「…」

ｲｯｶｸ）「機嫌治った？」

「…もっと」

ｲｯｶｸ）「ははっ…アヤ可愛い」





イッカクに笑われて早歩きで船に戻れば後ろから


ｲｯｶｸ）「ごめんってばー…置いて行かないでー…アヤ？」


と笑いながら走って来た






私は立ち止まっていた




船の横に…海軍の船があった



やっぱりなんかやってたんだ










ローが前に言ってた『今の所海軍は敵じゃない』






ならあれはほっといてもいいはず







ｲｯｶｸ）「…アヤ、あの海軍はほっといて船に戻ろう」

「…うん」







そんな話をして船に戻った





船番をしていたクルー達に「ただいまー」「おかえりー」と挨拶してイッカクと中に入った




イッカクにも荷物を持ってもらってたから一緒に廊下を歩いていた






ｲｯｶｸ）「そのチョコ、当日までどうするの？」

「…隠す…恥ずかしいもん」

ｲｯｶｸ）「私が選んだちょっとエロめの下着は？」

「エロめって言わないでよ、恥ずかしい…それも隠すよ…恥ずかしいもん」

ｲｯｶｸ）「どっちも渡すの？」

「…」

ｲｯｶｸ）「今からキャプテンの喜ぶ顔が目に浮かぶ」

「…ろぉ、喜んで…くれる？」

ｲｯｶｸ）「喜ぶ喜ぶ…私が保証する」






そう言ってまた頭を撫でてくれて一緒にローの部屋まで運んでくれた




ローの部屋で隠す準備をしていれば


ｲｯｶｸ）「私も部屋にチョコ置いてくるわ」


って言って出て行った






この2つは巻物の中に入れとく



…一応…別々に…




これなら見つからない…絶対


忍術って便利