第19章 ◆ バレンタイン② ◆ 夢主視点 ◆

？）「どうかされましたか？」

「…いえ、別に…」







男の人に向けていた視線を戻せば定員さんも私の横まで来て商品の紹介をしてくれる





終いには「男性に喜ばれますよ♡…普段出来ないイチャイチャが…どうです？刺激的な1日になりますよ♡」と耳打ちされた






ろぉ…喜ぶ…かな




想像したらちょっと恥ずかしくなって定員さんに押し付けるようにその商品を渡した







？）「その瓶だけでは足りないでしょうから、こちらとかもどうです？味が違うチョコ。大きいですからいっぱいイチャイチャ出来ますよ！」





私は定員さんにそう言われて恥ずかしくて何回も頷いて言われるまま買っちゃった





気付いたら3袋ぐらいになってて…
一応中身は見えないように綺麗にラッピングされて…
紙袋に入れてくれた





お金を持ってなかったのでまだ買い物が終わってなかったイッカクと一緒にしてもらった





イッカクより先に袋に詰めてもらったから中身を知らないイッカク




紙袋を3つも持ってレジの横で待機していた私に驚いていた







ｲｯｶｸ）「な、何買ったの？」

「…チョコ…」

ｲｯｶｸ）「そんなに？アヤってチョコ好きだったの？」

「…」

ｲｯｶｸ）「え、まさかと思うけど全部キャプテンの？」

「…っ、」

？）「お客様♡」





急に顔を赤く染めた私に疑問を感じて首を傾げるイッカクにさっきの男の定員さんがそっと耳打ちしてくれた





イッカクの顔が見れない
ニヤニヤしてるから





ｲｯｶｸ）「ふふっ…アヤちゃんってば…大胆ね♡」

「…」






お店を出てからもイッカクに揶揄われる






ｲｯｶｸ）「アヤってそんなのに興味あったのね…ふふっ…いい事知っちゃったー」

「…むー」