第19章 ◆ バレンタイン② ◆ 夢主視点 ◆

チョコ回収機




いいよねー
その日はカカシもジジィも甘いものあまり好きじゃないのに
大量に貰ってくるからほとんど私が美味しくいただいていたのである





この日だけはジジィもモテてた


今思い出してもニヤケてしまう程のチョコ達





「ふふっ。気にしないで♡」





私が笑いながら言えば面白い顔をしているシャチ達


そんな皆をほっといて
食べ終わったので部屋にでも戻ろうかな、と思い私はごちそうさまして席を立った




なんか新聞を読む気になれなくて…





「ロー。今日は島に着くんでしょ？私部屋にいるね」

ロー）「…あぁ」





ローの返事を聞いて私は皆に手を振って部屋に戻った





























最近のロー
なんか、私に隠し事してる気がする



前は感じなかった違和感



少しモヤモヤって…する…






考えすぎかな？






でも今回の島だって…急な進路変更だし…
進路変更する前にはでんでん虫で誰かと話していたし



いや、私にはローの友好関係なんて分からないし
別に電話ぐらいいいんだけど
隠れて電話してたし



進路変更の事やでんでん虫の話を数日前にベポ達とローがしてた気がする









部屋で1人…そんな事を考えていて少し気分が沈んだ




理由はどうあれ、私もローにまだ言ってない事とかあるし
お互い様か





ローが戻ってくるまでにはいつもの私に戻ろう






そう思って、さっきの食堂での《バレンタイン》の事を考えた




そういえば…私…あげた事ないな


ローにあげてみようかな


ロー甘いチョコ嫌いだけど
ちょっとした仕返しだ








なんて考えていたら笑っていたらしく
誰もいない部屋で…1人で笑ってる私にローは少し引いてた







それからしばらくして島に着いた