第18章 ◇ バレンタイン ◇ ロー視点 ◇

「…不安？…私、ローに不安なの？」





アヤが泣きそうに見えて




俺はアヤの頭を抱え込むように腕を回して抱き寄せた






ロー）「…今回この島に来たのは七武海の仕事でだ。お前に言わなかったのは…俺の仕事にお前を巻き込みたくなかったからだ」

「…巻き込むって…」

ロー）「お前がこれ以上海軍の目に付くのが気に入らなかった。七武海の名前があれば入れる場所や施設はいつくもあって、お前の力が必要になる時がくる。その時お前が動きやすいように、と思ったんだが…単純に俺が嫌なだけだ…手配書が出てる時点で目は付けられてるんだがな」

「…まさか、と思うけど…私が普段から大人しくしてないから？」

ロー）「分かってんじゃねぇか」

「むー…そんな、所構わず暴れてるわけじゃ…」

ロー）「違うのか？」

「…」

ロー）「無言は肯定と捉えるぞ」

「違うよ！たまたまだよ！」

ロー）「たまたまが多いな」

「そ、そんなに暴れてるかな…」

ロー）「お前、今自分がいくらか知らねぇのか」

「え？なんだったっけ…1億、じゃ無かったっけ？」

ロー）「いつの話してるんだ…この前上がったってシャチ達が騒いでただろうが」

「あれ？そうだっけ？」

ロー）「お前は今2億だ」

「あら、2倍だ。いつの間に…私何したんだろう？」





色々やっただろうが