第16章 ◇ クリスマス ◇ 夢主視点 ◇

ノックに驚いて2人してドアに顔を向けた





ﾍﾟﾝｷﾞﾝ）「キャプテンいますか？すみません、ちょっとお話が…」






ノックしたのはペンギンだった






ロー）「…」

「こら、居留守するな」

ロー）「…」

「そんな顔してもダメ。呼び出されてるのはローだよ。早く返事して」






ローは舌打ちして私の上からどいてドアに向かった





私はローがペンギンと話してる間に
乱れた服を直して布団にくるまった











話し終わったのかローが布団越しに声をかけてきた




布団から顔を出さずに返事すれば「潜水する。大人しくそこにいろ」って言って




布団越しだけど頭を撫でて「少し進路の事で話してくる」って言って




そしてそのままローは部屋から出ていった











ドアの閉まる音が聞こえて
静かになって…布団から顔を出して窓を見れば
ゆっくり海の中に入っていくのが見えた
































次第に暗くなっていく窓の外







前はそれも怖かったのに今は怖くない









きっとローの匂いに包まれているからだろう








私はそのまま目を閉じた