第16章 ◇ クリスマス ◇ 夢主視点 ◇

「な、なんでそんな反応するの？」





私はまた変な事を言ったのだろう



この皆の反応は…最早懐かしい
見慣れたものだ



ハロウィンの時もこんな反応されて
騙されて（？）大変な目にあったのが記憶に新しい
いや、楽しかったし
かっこいいロー見れたから良かったんだけどね！





ｼｬﾁ）「忍者ってそれが普通なのか？」

ｲｯｶｸ）「アヤ…あっちの世界ではクリスマスって聞いた事ない？」

「え？ん、んー、聞いた事あるような、無いような…」

ロー）「曖昧だな」

「興味なかったからね…それに…」

ロー）「それに？」

「あーいや、なんでもない…ここは楽しい事ばかりだから、皆が楽しそうにしてるのが…」

「「「が？」」」

「…ううん、なんでもない…」

「「「…」」」






私は何を言おうとしたんだろう
言っても仕方ないし、私は後悔してないのに






「「「…」」」

「早くご飯食べよう？そのー、くりすます？ってのを教えて？」






笑って言えば皆は納得してないみたいな顔していたけど
ゆっくりご飯を食べ出してくりすますを教えてくれた







ローだけは口を開かなかった