• テキストサイズ

* 忍のハート ✿ 番外編 *【ONE PIECE】

第15章 ◆ 始まりの話 ◆ 夢主視点 ◆







1人で任務に向かったが




1人でこなせる任務じゃ無いことぐらい分かってた



せめてカカシ達が来るまでは持ちこたえようって思って
どうやって攻めようかと考えていたら
師匠が助けに来てくれて
カカシ達の事を説明して私を抱えて
カカシ達の所に向かった




















が…遅かった





オビトは死んで…どうしていいか分からなかった





《人が死ぬ》





私は初めて知った






























自分の中で処理出来なかったのに







今度は…リンが死んだ










あの日は雨だった













リンが攫われたって報告を受けて
そこにカカシが1人で向かってるって聞いて





私は飛び出した




後ろから呼び止める声が聞こえたが
私は無視して走り続けた







走って走って…



雨だからなのか
私の体が…変に感じた


背筋が凍るような
体が重くなるような…

息が苦しくなるような



変な感じになったが
無視して走り続けた








雨の中…遠くで変な気配とすれ違った気がした



オビトみたいな…でもオビトじゃないみたいな
よく…分からない気配だった




私はその気配が気になったが放置して
報告の場所に向かえば





無数の忍の死体と





右手が赤く染って倒れているカカシと




胸を貫かれている様な穴が空いて
口から血を流して倒れているリンがいた




「…カカ、シ?…リン?」






名前を呼んでも反応してくれなくて





リンの前に座って



リンの顔に触れたのに








リンが…暖かくなかった








いつもの暖かさが無くて冷たかった












理解したくなかった







いつもの…笑顔が見たいのに





「…リ"ン"?…」





リンを呼んでも…身体を揺すっても







「…リ"ン"」






リンは起きてくれなかった



















リンに触れた後



カカシに目を向けた






カカシは…顔を伏せて…倒れていた








息が上がり震える手でカカシを触ろうとした











/ 282ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp