* 忍のハート ✿ 番外編 *【ONE PIECE】
第14章 ◇ 熱*② ◇ ロー視点 ◇
「…ろぉは…」
ロー)「?」
アヤは俺の口を塞ぎながら言葉を続けた
少し睨むような視線を感じた
「ろぉは、いてくれるだけでいい…私、あっちの世界で、こんなに甘えられる人…いなかった…つらい時に、つらいって言える人…あまりいなくて…いたけど、言えなくて…」
ロー)「…」
「…だから、ろぉが…いてくれるだけ、で…」
1度起きたから薬が効いてないのかと思ったが
アヤの目が段々と閉じかけて
俺の口元を抑えていた手は
力が抜けていった
ロー)「ここにいるから、早く寝ろ」
「…ここに、いる?」
ロー)「あぁ。どっちみちお前の看病するのにここから離れないから安心しろ…患者を置いて、どこにも行かねぇよ」
「…ほんと?」
ロー)「あぁ…だから寝ろ」
俺がそう言えばアヤは安心した様に笑って「キスして」と言ってきた
安心するならと思って触れるだけのキスをして
アヤの目を片手で覆えば
アヤは俺の片手を取って指を絡めて寝た
アヤが寝て
ゆっくりアヤの頭を撫でなていれば
アヤが俺の胸元に擦り寄ってきた
俺はRoomを展開して
ペンギンが持ってきた保冷剤をタオルで包んで
アヤの首の後ろやおでこに当てた
起きたら点滴でもするか
なんて考えていたが…
さっきから何故か…体が疼く
と、言うより…