* 忍のハート ✿ 番外編 *【ONE PIECE】
第13章 ◆ HAPPY HALLOWEEN ◆ ロー視点 ◆
ロー)「おい。出直す前にお菓子は?」
「え?」
ロー)「『お菓子くれなきゃイタズラするぞ』って俺は言ったぞ」
「え"?」
俺の言葉にアヤの顔が引き攣っていく
ロー)「どうした?お菓子くれないのか?」
「い、いや…ロー…甘いお菓子嫌いじゃん…」
ロー)「持ってないならイタズラするしかないな。覚悟しろよ。狼男」
「え、待って待って待って。聞いてない。聞いてないよこんな事」
俺から逃げようとアヤは後ろに下がるが
後ろは壁
壁まで追い詰めて
俺はアヤを逃がさないように
顔の横に手を付けば下から俺を見上げるアヤ
ロー)「今は狼男なんだろ?お化け役が逃げるなよ」
「え?!これ、お、お化け…なの?」
ロー)「どうした?怖いのか?」
「こ、怖くないもん。別に、普通だもん」
お化けと言えば目を見開いて驚いていた
怖いのか?と聞けば
顔を逸らして否定していた…
ロー)「おい。今お前の後ろに…」
「っ!」
後ろは壁なのに
アヤに気づかれないようにRoomを展開して
壁を叩けばアヤの肩が飛び跳ねてしがみついて来た
ロー)「なんだ?どうしたんだ?」
「いっ今、おお、音が…」
笑いそうになるのを我慢する
アヤにキツく抱きつかれて
俺の服に顔を埋めて震えている
俺は笑いそうになるのを我慢して震えているが
アヤは自分も震えているので気付いてない