• テキストサイズ

櫻の花が咲く頃に。 【鬼滅の刃】

第1章 分岐点 ※





櫻乃side



私は会って間もない隠の人に言ってもいいのかと少し言い淀むが、減るものでもないから良いかと自己完結する。



『櫻の呼吸という、櫻乃一族に伝わる呼吸なのです。あ、私の名前は櫻乃結霞と申します。』



「僕は今枝(いまえ)と言います。櫻乃さん…櫻の呼吸にぴったりな名前ですね」



『ええ、ありがとうございます』




軽く談笑を交わしながら、里長の元へとつく。




『はじめまして、櫻乃結霞と申します。今日はお世話になりますので、よろしくお願い致します』



「どうもコンニチハ。ワシ、この里の長の鉄地河原鉄珍。よろぴく。座って構わんよ」




よろぴくってこの時代でも使うんだ…となんだか感心しながらも里長さんのお話を聞く。




「里で一番小さくって一番えらいのワシ。まあ畳におでこ付くくらい頭下げたってや」



『よろしくお願い致します。里長様』




そう言いながら畳におでこをつけるくらい頭を下げる。




「まあ、ええ子やな。おいで、かりんとうあげよう」



『お言葉に甘えて、頂きます』




ススっと里長さんの近くにいってかりんとうを食べる。…この黒糖の感じ…絶妙で美味しいな…。



/ 71ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp