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櫻の花が咲く頃に。 【鬼滅の刃】

第2章 初任務







櫻乃side





 私はその後、藤の家紋の家に戻った。



 玄関で藤の家紋の家の奥さんの、小町さんが出迎えてくれた。




「結霞さん…!!ご無事で…ご無事で…何よりです!!!」




 そう私の存在を確かめるように抱き締めた。




『約束、ちゃんと守れましたよ』




 着物から隊服に着替えて返し、簪はそのまま貰った。

















 ✾✾✾✾✾✾✾







『……只今戻りました!』




 産屋敷邸に帰ると、私の声を聞きつけてか、あまね様が玄関まで走ってきた。



 五体満足だと確認すると、私を抱き締めた。




「…よくご無事で…」




 私は泣きそうになるのを、唇を噛んで堪えた。



 そして私は抱き締め返す。



 その後すぐに耀哉様を連れてきてくれた。




「無事に帰ってきてくれて…ありがとう」




 耀哉様とあまね様は、私の違和感に気づきながらも、聞かないでいてくれた。



 隠の人も、産屋敷の人もみんな優しいなぁ…。



 その日の夕餉は、お赤飯だった。






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