• テキストサイズ

櫻の花が咲く頃に。 【鬼滅の刃】

第1章 分岐点 ※





櫻乃side




翌日、届いた隊服に腕を通す。上は黒い学生服のようなデザインで銀色の釦がついている。



下は丈の短いスカートだ。…若干短すぎる気がするけれど…いっか。早速お館様にお披露目する。




左目が少し紫の痣に侵食されているが私の姿は見えている。




「うん、結霞は綺麗だからね。とても似合っているよ。」




なんて、照れることを言ってくれるものだ。




私の容姿は黒髪に毛先は淡いピンクの腰まである長髪。前髪は七三分けをし、横に流している。



瞳は毛先のような淡いピンクと薄い紫が混ざったような感じだ。それにバサバサの長いまつ毛。自分でも驚く美人である。





「そうだ、結霞。こっちにおいで」




お館様に手招きされ近づく。あまね様が長方形の薄い箱をもってくる。お館様がその箱を開くと目に飛び込んだのは…




『…羽織…?』




「そうだよ、鬼殺隊員は大体皆羽織っているよ。私も結霞になにかしてやれることはないか考えて、

結霞に似合う羽織を想像しながら、勝手ながら選ばせてもらったんだ」





『滅相もありません…!!そんな……ありがとうございます』




「私が勝手にしたことだからお礼なんていらないよ。結霞、羽織ってみたらどうだい?」




『は、はい』





/ 71ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp