• テキストサイズ

櫻の花が咲く頃に。 【鬼滅の刃】

第1章 分岐点 ※






麗羅side




「うるせェ黙れ。俺は気分が悪ィんだ。…オマエがその気ならヤってやるよ」



汚く笑うと私を地面にドンっと押し付けた。はだけた浴衣を引きちぎるように脱がす。




『いやっ…!!!やめて゛…!!!』




私は必死で抵抗する。だけれど男と女。力の差は歴然だ。




「黙れ!!喋ったら殺すぞ」




この目は本気だ。私は涙を流しながらも、心さんを想った。…来てくれるわけないのにね…。



そのまま私は、犯された。何度も何度も中で出される。








…ああ、赤ちゃんが出来ちゃったかもしれない…。心さんっ……たす…けて…。
 



辛いの……どうしてもっ……辛いの。







父親は行為を済ませたあと、奥から石を持ってきた。




『何っ……』




「テメェには申し訳ないと思ってる…。でもこうするしかないんだよ」




っ……嘘つき。人間なんて所詮口だけだ。



父親は大きな石を私の頭に振り下ろした。何度も何度も、鈍い音が響く。





十回くらいされただろうか…。私はすでに虫の息で、父親は石を地面に投げ捨てると、私のもとから去った。









……寒い。夜になり、辺りが暗くなる。ここは山の中だ。夜は酷く冷える。



血の匂いを辿って、野犬がやってくるかもしれない。




……それでもいいか。もう感覚が麻痺して、なんにも感じないの。早く寝たいの。





こんな姿じゃ…心さんとも会えないしね…。








/ 71ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp