第1章 君がいるから〈太宰治〉
2人はソファに座りじゃんけんをする
「じゃあ行くよーじゃんけんぽん」
太、グー
夢、パー
「アーマケチャッター」
『なんですか、その棒読み』
「まぁまぁ笑」
太宰はコートを脱ぐ
『太宰さん着てる物多いからなぁ…』
「HAHA☆まぁ頑張り給えよ」
『はぁ…』
「じゃあ行くよーじゃんけんぽん!」
太、パー
夢、パー
『相子(あいこ)でしょ!』
太、チョキ
夢、パー
『はぁ?!僕の左手〜!何やってんのよ?!』
「君の思考から手の形変えてるんだから自傷しても意味ないよ?」
『はぁ…はい、これでいいんでしょ』
ルアもコートを脱ぐ
(よかったぁ…冬でコート着てて)
「じゃんけn
『僕に云わせて』
『じゃんけんポン!』
太、チョキ
夢、グー
「あーあ、負けちゃった」
太宰はループタイを外す
『はぁ?!それ無しじゃん!』
「ループタイは歴とした服の一部でも有るよ?」
『チッ…』
「女の子が舌打ちしたらダメだよ〜?」
『僕女の子って年齢じゃねぇ!』
「はーいはい、じゃんけんぽん」
太、グー
夢、チョキ
『…お願いします。変わってk
「自分が負けたら脱ぐんだよ?」
ルアは、シャツを脱ぐ
「ちぇ」
『は?』
「なんにも」
ルアは運よくキャミソールを着ていた
キャミソールと云ってもレースとか付いてない質素なキャミソールだ
「じゃんけんぽん」
太、パー
夢、グー
サァァ…
ルアの顔が真っ青くなっていく
(表情が凍りついたみたいな事ね!実際に肌が青くなった訳じゃないよ!)
『脱ぎたく無い』
「ルールだよ?」
『嫌だ』
「なんで?」
『だっ、だって脱いだらパ、パンツと、キャミソールとブラだけになるんだもん////』