第6章 彼女
一ノ瀬「お姉さんじゃなくて唯吹」
『ははっ!そうだな、唯吹さん』
満足そうな顔をしたのを見て手を振りながら屋上から出て教室に向かう。
何で名前呼ばれただけであんな可愛い顔すんだよ
他の野郎にやったら勘違いされるぞ、ありゃ。
数分経つと唯吹さん達が戻り撮影がまた開始された。
多少紺野先生や他の生徒との撮影も行われていくと授業の終わりのチャイムが鳴り撮影が終了された。
スーツを着た若めの男性がお礼を告げると俺の元へやって来る
「いや〜、君も唯吹の彼氏役になってくれてありがとうねぇ!いい撮影が出来たよ」
『お役に立てたなら何よりですよ!』
言い終わると男性は満足した顔をしてカメラマン達と教室から出ていく。
一ノ瀬「マネージャーも言ってたのですが…
紺野先生に生徒の皆さん撮影に協力してくれてありがとうございました。」
言い終わると彼女も皆を追って教室から出ていった。
その後の教室は一ノ瀬 唯吹の話で大盛り上がりだった。
男子からは羨ましいと放課後まで言われ続けられてその日は終わった。
次唯吹さんに何の花やろうかなぁ。
ま、考えてももう会う事ねぇだろうけどよ