第2章 最悪なオフ
会長「ご緩りとお楽しみ下さい」
?「その前に」
そう言い壇上に現れた女性が話し始める
あれは会長の奥さんの朋子さんだ。いつ見ても綺麗な人ね
朋子「今夜は特別な思考がこなしてあります。乗船する前に皆様にお渡ししたこの小さな箱。さぁおあけください」
朋子さんの言う通り箱を開け見てみると
朋子「それは愚かな盗賊へ向けた私からの挑戦状」
黒く輝いている宝石だった
客「これは…!」
朋子「そう!我が家のシンボルであり怪盗キッドの今夜の獲物でもあるブラックスターですわ!もちろん、本物は一つ。それを誰に渡したか知っているのも私1人。後は全て精巧に作られた模造真珠という訳です。さぁ皆様それを胸にお付け下さい。そしてキッドに見せつけてやるのです。取れるものなら取ってみなさいとね」
そうだ、スタッフの人が言ってたのは怪盗キッドの話だったかな
興味無かったから耳を傾けなかったけど…
こんな事なら聞いとくべきだったのかな。失敗した
多少落ち込んでいた時蘭ちゃんの声が聞こえてくる
蘭「やるじゃない!園子のお母さん!
どうしたの、園子?」
園子「見当たらないのよ、姉貴の姿が
まさかまだ家に居たりして」
蘭「あは!そんな馬鹿な〜」
園子ちゃんはクラッチバックから携帯を取り出し
園子ちゃんのお姉さん綾子さんへ電話をかけはじめた
そう言えば綾子さんの姿が見当たらないとは思っていたけれど園子ちゃんの言う通り家に居たりして?そんなまさかね。
園子「それはこっちのセリフ!今何時だと思ってるの?」
園子ちゃんの言う通り綾子さんは家にまだ居るみたいね…
園子「え、そこにパパいるの!?」
え、パパ?さっき会長なら挨拶をして壇上に居たはずじゃ。
壇上に目を向けると会長の姿は居なかった
コナンくんもそれに気付き来場しているお客さんに会長の場所を聞きに行き聞いた瞬間何処かへと行ってしまった
先程まで居た会長さんは誰だったのだろうと思いながら私の手はお酒がはいっているグラスへと手が伸びていく
まさか朋子さんが言っていた怪盗キッドと言う怪盗が会長に変装していたとか?まぁ私には考えた所でどうする事も出来ないしなぁ。お酒を飲んで私は楽しでいるしかないみたいね…