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月夜に現れる貴方【まじっく快斗R18】【コナン】

第5章 飲まれて過ちを


朝食だし、軽い物の方がいいよね。
パンとオムレツとベーコンでいいっか!
私は食欲あんまりないし野菜ジュースでいいや…

朝食を作っていると彼が戻ってきた。

『もう少しで出来るから椅子に座って待っててね』

黒羽「了解!」

出来上がった朝食をダイニングテーブルに置き彼の正面の椅子に腰を下ろす。

黒羽「いただきまーす」

『はい、どうぞ』

モグモグと頬っぺを膨らませて食べていく。野菜ジュースを飲みながら私は食べてる様子を眺めている

快斗くん、美味しそうに食べるな〜。

黒羽「俺の顔見てどうかしたかぁ?」

『美味しそうに食べるな〜って』

黒羽「そうか?
まぁ、美味いからそう見えてもしょうがねぇけどな」

ただ焼いただけなんだけど…

サラッとそんな事言う彼は罪深い男だ。彼の事を眺めているが至って彼は普通だ。

私何もやらかしてない?でも、何で快斗くんは隣で寝てたんだろ…
本人に聞きたいけど、何かやらかしてたら罪悪感で押し潰されそうになっちゃう。聞かないでいるのもなぁ…

黒羽「なーに、俺といんのに何考え込んでんだよ」

『んーと…』

言おうか迷う。決心がつかない。
少し考え込み、聞く決心がついた。

『あの、昨日の事何ですけど…』

黒羽「昨日がどうかしたか?」

あれ?何この反応は…

『私何か快斗くんに迷惑かけなかった?記憶が全くなくてですね…』

そう言い終わると彼は意地悪な表情を浮かべる
口角を上げニヤリとして喋りだす

黒羽「べっつにー。何も迷惑かけられた覚えねーけど?」

『そ、そっか!ならよかった…
迷惑かけてたらどうしようかと思ったよ』

黒羽「んー、まぁ。思い出してくれるとありがてぇんだけどな!」

『え?』

ごっそさん!と手を合わせ食器を片付けてくれる

黒羽「俺用事あるから帰るな!食器洗えなくてごめんなぁ」

『そんなの大丈夫だよ!気にしないで』

玄関まで送ろうと私もそちらに向かう。靴を履いて私と向き合い手を私の頭にポンと置き「またな!」と言い玄関を出て行く。

『またな!って…』

さっきは考え込んでて気付かなかったけど、彼またサラッと惚れるような事言ってきたよね?!俺といんのに何考え込んでんだよって!罪な男だ…あれ、私ってやっぱり彼に惚れてるの?昨日は1歩手前って言われて拒否してたのに?昨日と考えている事が私の中で食い違う。
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