第5章 飲まれて過ちを
食い違いに疑問を持ちながらソファーにダイブする。
昨日の夜何あったんだろ…
腕を組みながら考えてみるが何も思い出せない。溜め息が溢れる。
『それにしてもご飯食べてる時の快斗くん可愛かったな〜』
どんな表情でも可愛いしかっこいいんだよね、
彼の表情を思い浮かべていると少しづつ睡魔が襲ってくる。
昨日のアルコールがまだ残ってるせいで睡魔が襲ってくるのかは、わからないがソファーで寝落ちしてしまった。
彼を押し倒してキスをしている夢を見た。顔を真っ赤にさせながら私とキスをしている。その顔が堪らなく可愛かった。彼に押し返された所で目が覚める
『何だ、夢か…』
夢にしてはやけにリアルだったなぁ。
唇に指を置いて思い耽ると、徐々に昨日自分が犯してしまった事を思い出した。
『え、嘘でしょ…
待って待って待って!!!!』
私夢と同じ事したからあんな夢見たの!?
服は着てたからキスしてる時にでも寝落ちしてしまったのだろう。
私は大馬鹿野郎だ…快斗くんにあんな事しておいて。
次、彼に会う時どんな顔して会えばいいのよ!!!
私は人生最大のお酒に飲まれて過ちを犯してしまったのだ。