第5章 飲まれて過ちを
彼が私の名前を呼ぶがそんなのを無視して彼の唇を塞ぐ
黒羽「んっ!!?」
チュッと音を一瞬立て唇を離す。
『快斗くん…』
これ以上赤くなるのかというほど彼の顔は真っ赤だ。
ファーストキスもまだだったのかと思うほど口をパクパクさせ指を指してくる。
『もう1回してもいい?』
黒羽「は、はぁあ?!!?!
いきなりキスしておいてまだする気かよ!俺のファーストキスが唯吹さんに奪われた…」
キスをされないよう手で口を隠している
『ファーストキスが私って嫌だった?
快斗くんのファーストキスが私なんて嬉しい。』
私の言葉に驚き、は!?何言って!!と言いながら手をどかす
その瞬間にまた彼の唇を奪う
黒羽「んっ!?」
触れるだけのキスだけじゃ物足りない。
口を開けて欲しくて唇を舌でなぞる。なぞると彼の肩がビクついた。
顔を手で包み込み、なぞる舌を口が開いてくれるまでやめない。
気持ちいいのかわからないが快斗くんの声が漏れ出している
『気持ちいい?』
黒羽「わかんねーよ!こんな感じ初めてだしよ…」
『わかるまでしよ?』
黒羽「なっ!」
3度目の彼の唇を塞ぐ。まだ唇に少し力が入っていて舌を入れれな
い。私も誰かとキスするの何て久しぶりすぎて腰にくる。腰が徐々に反ってしまい彼を押し倒す形になってしまった。
押し倒された事に驚き口が少し開き、その瞬間に舌を入れ彼の舌と絡める。
『んっ…』
自分の声が漏れるのがわかる。快斗くんも驚いているのか舌に力が入ってあまり上手く絡めれない。
『快斗くん、力抜いて…
じゃなきゃ気持ちよくなれないよ?』
黒羽「そんな事言われてもよ…」
恥ずかしそうに顔を真っ赤にさせながら言ってくる
そんな所も可愛すぎて私がおかしくなりそうだ
『舌だして?軽くべーって』
黒羽「べー?」
素直に舌を出してくれる。力が入ってない舌のため上手く絡められる。絡められている舌が唾液と混ざりいやらしい音を部屋に響く。
快斗くんも気持ちよくなってきたのか吐息が漏れ、彼だけじゃなく私の声も漏れていく。徐々に互いに舌を求め合う。快斗くんの腕が私の腰に回る
『快斗くん…』
唇を離すと糸が引いたのがわかる
黒羽「唯吹さんのせいだからな。」
彼の手が私の頭を抑え、彼から唇を塞がれる
快斗くんの舌が侵入してき、激しく絡めてきた。