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月夜に現れる貴方【まじっく快斗R18】【コナン】

第5章 飲まれて過ちを


足を止め、両手を開きながらお願いする

黒羽「はぁー?」

『お願い!!今度何でもするし!またご飯奢る!』

何でもねぇ…口角をあげて意地悪な笑顔が浮かぶ

黒羽「ならいいですよ、どうぞ背中に乗ってくださーい」

しゃがんでくれた背中へと私は飛びつく
顔を背中に埋めると彼の匂いがする

『快斗くんいい匂いする』

黒羽「恥ずかしいからやめろよ!そんなこと言うの!」

『ははっ、ごめんね』

顔は見えないけど声からは少しまた照れたような声がする

『快斗くん顔はイケメンだし、優しいからモテちゃいそうだよね。青子ちゃんとか?あー、後黒髪ロングの美人ちゃんとかに』

黒羽「青子って…あいつはただの幼なじみだよ!別にあいつにモテても嬉しくねーけどな!黒髪ロングの美人って…紅子の事か。あいつにもモテても嬉しくねーよ」

『青子ちゃんはただの幼なじみか…紅子ちゃんはただのクラスメイト?』

黒羽「あいつはただのクラスメイトだよ。」

『すっごい美人だよね〜』

黒羽「唯吹さんの方がすっげー美人だっつーの」

『うわ!!嬉しいなぁ!快斗くんにそう言われるとすっごいすーごっく!!嬉しい!!』

黒羽「あ、あんま俺から離れんな!落ちるぞ!」

『ごめんごめん。嬉しくてつい』

嬉しいあまり抱きつく力が強くなる
快斗くんにおんぶされる何て夢みたい。迎えに来てくれたのもそう。

『幸せだなぁ…』

黒羽「何か言ったか?」

『んーん!何でもない!あ、もう少しで私の家!』

黒羽「遠くからでも見えるあのでっけぇマンション?」

『うん!そのでっけぇマンション!』

黒羽「うわ〜すげぇな!」

『着いちゃうしもうおろしても大丈夫!』

黒羽「なら、おろすな」

おろしてもらいお礼を言う

『重くなかった?大丈夫だった?』

黒羽「全然重くなかったぜ?」

『ならよかったぁ』

並んで歩いているとマンションに着く。

マンションに着いちゃった。まだ快斗くんと居たい。

黒羽「無事に送れたし俺帰るな」

「またね、唯吹さん」と言いながら手を挙げ帰ろうとする腕を掴む

『まだ一緒に居たいって言ったら快斗くんは嫌かな。』

黒羽「っ!今どんな顔してるかわかってそれ言ってる?」

『え?』

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