第4章 ポーカーフェイス
青子ちゃんから連絡きたから学校に来たんだけどまだかな?
待っている間に携帯を確認していると青子ちゃんから連絡がきていた
"急用が出来たので今日受け取れなくなりました!
すみません…(><)快斗に受け取るよう頼んでおいたので快斗に渡しておいて下さい!"
急用なら仕方ないよね。
青子ちゃんに返信をしていると目の前にいきなり花が現れた
『うわっ!』
思わず叫んでしまい顔を上げると目の前には黒羽くんが立っていた
黒羽「待っててくれた唯吹さんにプレゼント」
プレゼントと言いながら私へと花を差し出してくれた
『また黒羽くんから綺麗な花貰っちゃったね、ありがとう。
大切にするね』
黒羽「いえいえ、その喜んだ顔が見れたなら何よりですよ」
『この間会った時は可愛かったのに今日は紳士的だね、かっこいい』
黒羽「そうですよ〜、俺は紳士でかっこいい男なんですよ」
クスクスと少し笑っていると不機嫌そうに私の顔を覗き込んでくる
黒羽「何で今のタイミングで笑うんですか!」
『自分で言っちゃうんだと思って』
少し不貞腐れた顔をしていた
『あ、これ青子ちゃんに渡しておいてね』
鞄から青子ちゃんへと渡すはずだった写真集を黒羽くんに渡す
黒羽くんはこの前と同じように自分のスクールバッグにいれた
もう1つの目的も果たさなきゃ
『もしよかったら連絡先交換しない?』
黒羽「いいですよ、俺も言おうと思ってましたからね」
黒羽くんが素早く私にQRコードを見せてくれた。
読み込み連絡先を追加した
目的も果たせたし帰らなくちゃいけないなぁ。
それじゃと言おうとした時昨日とは反対に黒羽くんが引き止めるように私の腕を掴んできた
『黒羽くん?』
黒羽「うわぁっ!何やってんだ俺…」
黒羽くんは無意識に私の腕を掴んでいたようだった
勢いよく私の腕から自分の手を離す
『写真集のお詫びもしてないしご飯でも奢らせてよ』
少しでも仲良くなりたいため写真集を都合に彼を引き止める
黒羽「俺が今食べたいもんでもいいのか?」
『勿論、何でもいいよ!』
黒羽「ハンバーガー食べたいです!」
『なら今から行っちゃお!』
私達2人はハンバーガーが食べられるチェーン店へと向かった