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月夜に現れる貴方【まじっく快斗R18】【コナン】

第4章 ポーカーフェイス


仕事がオフの日に黒羽くんに渡せとマネージャーから頼まれた写真集を渡しに今江吉田高校の校門にいる。

どんな顔して黒羽くんに渡せばいいんだろうか。
連絡先交換してないから校門で待ってるしかないんだけど帰宅中の学生にすっごい見られてるんだけど。
学生達の視線に少し気まずいと感じながら待っていると玄関の方から声が聞こえてきた

?「バ快斗待て〜!!!!」

?「パンツ見たくらいでそんな怒んなよ!青子!!」

声の主を探すように玄関の方を見ると快斗くんが青子ちゃんに追いかけられていた
私の方に見向きもしないで校門を通り過ぎようとした黒羽くんの腕を掴んだ

快斗「えっ!!ちょ!」

走って通り過ぎる彼の腕を掴んだのもあり快斗くんは勢い余って転んでしまった

黒羽「誰だよ!いってーな!」

青子「快斗大丈夫!?」

転んだのもあり青子ちゃんが黒羽くんに駆け寄る

『黒羽くん、ごめん!いきなり腕掴んじゃって…まさか転ぶだなんて思わなくて…立てれる?』

黒羽くんに手を差し伸べた
手を取り立ち上がった

黒羽「その声って唯吹さん?」

正解と言い私はサングラスを外した

青子「何で唯吹ちゃんが!快斗に何か用なんですか?」

『そうなの、用があって』

私は鞄から出来上がった写真集を黒羽くんの目の前へ出した

『写真集出来てマネージャーが彼氏役してくれた男の子に渡せって言われて、それで来たんだけど…後』

言い終わる前に青子ちゃんが手に取り中を見る

青子「表紙の唯吹ちゃん可愛い!
女子高生に見えちゃうね!ん?この付箋ついてるページ何だろ?」

ダメと言う言葉を言う間もなく付箋を貼っていたページを青子ちゃんが見てしまった

青子「なっ!」

青子ちゃんは頬を赤らめて写真集を閉じた
それを不思議に思った黒羽くんが青子ちゃんから奪い取る

『その写真の事も話したくて…』

言葉を待たずに黒羽くんも付箋が貼ってあるページを見て青子ちゃんと同様に頬を赤らめて勢いよく写真集を閉じた

『黒羽くんごめんね。まさか写真が載るって思ってなくて…』

黒羽くんは赤らめている顔を腕で隠し私に視線を合わせようとしない。それを見て無断で載せられ怒っているのだと感じ

『怒ってるよね。黒羽くんごめんね…』

黒羽「怒ってるわけじゃなくて!ただ…」

『ただ?』
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