第3章 創られた青春
あの子黒羽っていうんだ
『そんな生徒さんに持ってきてもらわなくても大丈夫ですよ
私達が持ってきますので』
スタッフさんが私にだけ聞こえるように話しかけてきた
スタッフ「唯吹ちゃんが運ぶってなったらタオル取らなきゃいけなくなっちゃうよ?」
『あ、それはやだ!』
スタッフさんが私が制服の事を気にしているのを配慮して私の代わりに運んできてくれた
スタッフ「ここに置いときますね」
カメラマン「よし、撮影始めちゃおっか
皆さん今日はよろしくお願いしますね
気にするなって言っても気になると思っちゃうので出来るだけ自然体で…」
紺野「そ、それは勿論!自然体…自然体…」
後ろの席に向かう時席の間を通る
その時女の子にぶつかってしまった
『あ、ごめんなさい。大丈夫?』
?「えぇ、大丈夫よ」
すごい綺麗な子。
ついその子に見惚れてしまう
カメラマン「唯吹ちゃん?」
『あ、今行きます』
後ろの席に向かい用意してくれた椅子に座る
カメラマン「座ってくれたのいいけどタオル取らなきゃ撮れないよ?」
『タオル取ったらすぐ撮影してくださいね』
わかったわかったと言いながら私にレンズを向ける
レンズを向けた瞬間私はタオルを取り仕事モードに切り替えた
カメラマン「唯吹ちゃんもう少しこっちに視線ほしいな」
視線をカメラに向けポーズをきめていく
カメラマン「次は正面向いてみよっか」
言う通りに正面を向くとこちらの様子を伺っていたのか先程紺野先生に黒羽くんと言われていた男の子と目が合った
黒羽「…っ」
目が合うと少し赤面し目を逸らした
『撮ってる時生徒の子達と喋っててもいいよね?』
カメラマン「いいよいいよ〜
その為に学校で撮影してるんだしね」
『また目合っちゃったね、黒羽くん』
黒羽「何で俺の名前!」
『さっき紺野先生が名前呼んだら君が立ったから』
黒羽「なるほどねぇ」
?「快斗ずるい!青子も唯吹さんと話したい!」
黒羽「お前なぁ!」
自分の事を青子という子が話に入ってくる
『青子ちゃんこの間はありがとうね
職員玄関の事を教えてくれて』
青子「い、いいえ!覚えててくれたんですね!」
『そりゃ勿論!
あんな怪しい行動してたの優しく声かけてくれた女の子の事を忘れるわけないよ』