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朝凪のくちづけ【R18】

第6章 気になる彼の形と私の色




「そうかな? 合コンとかも全然……!」



する、と乳房を脇を持ち上げるように手を添えられて、下着越しに柔らかく揉んでくる。
だってこれだけでもピクリ、ピクリって勝手に反応してしまうのに。



「じゃ、今こうやってんのは何なんだよ」


「タクマ……さんは別なの。 タクマさんだけは違う」



他の人とは違う。

どこか機嫌を損ねている様子の彼だ。

でも私としてはもう、説明がつかないレベルでタクマさんだけなのだと解ってほしかった。



「それ嬉しいとこか? オレもフツーに男なんだけど。 別荘に無防備に下着干してあったよな。 こっちの手からも、零れそうなこれ。 中学男子相手にこんな胸空いた服着てんじゃねえよ。 体の線出すなって言わなかったっけ? オレ」



なんでだろう。 話せば話すほど彼がご機嫌斜めになっていく。

そして内容があまり噛み合わない。
確かに私、胸は大きいかも知れないけどそれも悪いことなんだろうか。



「…で……でも違」



それに、彼の望むとおりにワンピースも着てたし。



「違わない。 オレが昨晩あの後何したか分かるか?」


「あの……後」


あと、出来れば胸から手を放して欲しい。

口調に反して羽毛のような力で触れ続けられるそれに、集中力が削がれるから。



「オマエん中入れて、思いっ切り出してるとこ想像しながら抜いた。 その辺の男と違わねえだろ?」



顔がぼっと熱くなりそんなことを言ってくる彼から目を外した。

そしたら逸らした私の首のすじの間に顔を埋めきつく唇が押し付けられる。



「嫌なら今のうちに言えよ」



混乱しながらも、今のタクマさんは少なくともなにか誤解をしてるような気がする。そう思う。

それならこういうのは止めるべきだ。
そして、いつもみたいに話を。



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