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乙女のしとやかさ【宇髄天元】【鬼滅の刃】R18♡あり

第1章 1 新しい朝


〇須磨パート

鬼殺隊での戦いも終え、私は天元様と
実のお姉さんのような存在の雛鶴さん、
まきをさんと4人仲良く過ごしていた。
前に雛鶴さんが、
「上弦の鬼を倒したら、
普通の人間として生きていきましょう」
と言った時は、少しだけ驚いた。
ずっと、戦い続ける日々を送ると思っていたから。
でも、まさかこんな穏やかな日が訪れるとは思いもしなかった。




ある日の昼下がり
私は、近所で良くしてもらっているある家族
のもとへおはぎを届けに行った。
雛鶴さんは、夕食の買い物へ
まきをさんは、屋敷の掃除
天元様は鬼殺隊の頃の同志である冨岡さん、
不死川さんと一緒にお昼を食べに出かけた。




「こんにちはーーー!!!」
「はーーい!いらっしゃい」
この家族は、天元様が柱を引退なさって、
ここへ引越してからずっとお世話になっている秦さん一家だ。
優しいご夫婦で、結ちゃん、 圭くん、という幼いお子さんがいる。



夫婦 「須磨ちゃん、今日も元気で気持ちが
いいねぇ 」

須磨 「わぁー!!嬉しいです!ありがとうございます!!
家だといっつもうるさい!!って言われるんですよ~
あっ、そうそう!おはぎ良かったら召し上がって下さい!」

夫婦「あら、ありがとうね。須磨ちゃんの
いい所はその元気で明るいところだよ!
うちの、結も圭もそんな須磨ちゃんが大好きでねぇ。
今日も少し遊んでやってくれないかい??」

須磨「はい!!喜んで!!」

結、圭 「須磨お姉ちゃん!!遊ぼーーう!」


6歳の結と、8歳の圭はいつも元気いっぱいな兄弟だ。
一緒に鬼ごっこをしたり、かるたをしたり、、、、、
彼らと過ごす時間は本当に楽しくて
そして、懐かしい気持ちになる。
私にも妹がいたから。
彼らと遊んでいると、幼い妹のめんどうを
見ていた頃を思い出す。




妹は今どうしているだろうか、、、、
それだけがずっと気がかりだった。





忍びとしての生き方に疑問を持っていた
私は天元様と雛鶴さん、まきをさんと共に里を抜けた。
里を出たことに後悔はしてない。
そうじゃなきゃ、私のような味噌っかすは
とっくに死んでいただろうし、
これ以上、仲間が死んでいくのも、
命を危険に晒すのもごめんだったから。



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