乙女のしとやかさ【宇髄天元】【鬼滅の刃】R18♡あり
第1章 1 新しい朝
でも、私は結果として
妹を、家族を守れずに見放した。
それだけが、心残りだ。
私は本当にダメなやつで、
里にいた頃も、里を出てからも
皆に守られて、庇われてばかりだ。
任務の時だって1番最初に捕まったし、、、、
私はずっと守られてばかりで、誰かを守れていない。
こんな私でも、誰かを守りたい。
誰かを最後まで、守り抜きたい。
私がいなきゃだめだって、
この子を守れるのは私しかいない、って
自信が欲しいんだ。
よく"子を持つと女は強くなるとか"
"母は強し" という言葉を聞く。
私も母になれば、強くなれるのだろうか
誰かを守れるような存在になれるだろうか
そんな私らしくない
ちょっとネガティブな考えを胸に抱いたまま
他の誰かに相談もできず、このまま過ごしていくと思っていた。
この時までは、、、