乙女のしとやかさ【宇髄天元】【鬼滅の刃】R18♡あり
第8章 芽生え
煉獄と実習を終えるまでは気持ちを伝えないと約束をした。 問題は俺の気持ちを抑えきれるかどうかだ。
宇髄「派手に苦労しそうだな」
宇髄は独りごちた。
体育祭当日
水筒よし!着替えよし! タオルよし!
時計よし! プログラムよし!!
まさに体育祭日和と言える雲ひとつない晴天。気温は30度近く日差しが照り付ける。
生徒ではなく先生として参加する初めての体育祭、なんだかワクワクする。
先生方も競技に参加するみたいだし、生徒たちの反応が楽しみだ。
学園に到着し、着替えを済ませる。
次々と登校してくる生徒たちに声をかけ校庭に集合させる。これが結構大変だ。
冨岡 「はたけ 。もう女子は教室に居ないか?」
もも 「はい!!もう全員着替え終えて、校庭へ行きました!」
冨岡「そうか、俺達も校庭へ行こう。
競技の進行を手伝うぞ」
もも 「はい!了解です!」
学生の頃はまさか生徒を校庭に出させる
ことが、こんなに大変だとは思いもしなかった。 遅刻してくる生徒や、いつまでも教室で話している生徒など、校庭へ送り出すだけでもヘトヘトだ。
校庭へ行くともう既に応援合戦が始まっていた。 鬼組VS鬼狩り組の対決だ。
どちらの組も練習してきた成果が現れていて、美しい舞を太鼓の音に合わせて披露している。
もも 「あっ!! 太鼓、あれ我妻くんですよね?」
冨岡「あぁ、我妻は耳が良くて1度聞いたリズムや音は直ぐに覚えられる。だから太鼓に任命されたようだ。」
もも 「1度聞いただけで!!
凄いですね!」
冨岡「あぁ、凄いな。
次は大縄になる。はたけ は筍組の所へ行って何回跳んだかを数えてくれ。」
もも 「はい!分かりました!」