乙女のしとやかさ【宇髄天元】【鬼滅の刃】R18♡あり
第6章 まきをの巻
宇髄「まーきーを、まきをちゃーん」
まきを「………」
(俺の部屋に入ってきたとはいえ、
さっきから名前を呼んでも返事はしないは、顔も向けない。
俺なんかやっちまったのか?まぁ、地味に悩んでてもしかたねぇ )
宇髄「まきを!!!」
まきを「うわっ!」
下を向いていたせいで、彼がこんな近くまで寄っていたことに気づかずに突拍子もない声を出してしまった。
宇髄「何でそんな驚いてんだよ (笑)」
まきをは相変わらず無言だし、ブスっとしている。
宇髄(ったく、しょうがねぇな〜)
宇髄「ほらっ、まきを来いよ」
宇髄は自分の膝をポンポンと叩いた。
すると、まきをがのそりと立ち上がり
こちらへ寄ってきて俺の膝に、
なんとまぁ素直に座ってきた。
まだ顔は伏せたままだが…
宇髄(ふっ、拗ねてる割には甘えたいのな)
宇髄「なんでお前機嫌悪いんだよ」
まきを「………」
宇髄「んー、あれか?
さっき俺が大声でデレカシー無いこと言っちまったから怒ってんの? 」
まきを「怒ってるけど、怒ってないです」
宇髄「んー、地味に分かりずれぇな」
まきを「天元様に恥ずかしい事大きい声で言われて怒ってたのに………
あんな顔されたら怒る気失せちゃって、、、
私悔しかったんです」
宇髄「あんな顔って、俺どんな顔してた?」
まきを「照れ笑いして、、、その顔が、、、
その可愛くて………格好良くて…」
宇髄「まきを」
まきをは、ゆっくりと顔を上げた。
酷く愛しげに自分を見つめる彼の視線とかち合う。
(あぁ、もう完敗)
宇髄「こんなこと言ったらまたお前怒るかもしんねぇけど、いつも威勢の良いお前が俺の事でそうやって拗ねたり、悩んでんのたまんねぇわ。派手に可愛い」
まきを「………」
宇髄「怒った??」
まきを「…怒ってないです」