乙女のしとやかさ【宇髄天元】【鬼滅の刃】R18♡あり
第4章 須磨の巻
夜になって、須磨が宇髄の部屋を訪れた。
コンコン
須磨「天元様、、、。
入ってもいいですか?」
宇髄「あぁ、、、」
すっと襖があいた。
目を向けると、
須磨が緊張した面持ちで立っていた。
青い瞳は、不安げにゆらゆらと揺れている。
けれども、宇髄はそれよりも彼女の
青みがかった綺麗な黒髪
夜着から透けてみえる白い肌から漂う
なんとも言えない好色さに
目が惹き付けられて、じっと眺めていた。
須磨「あの、、、、天元様。
そっちにいってもいいですか?」
宇髄「あぁ、お前があんまりにも
綺麗で見入ってた。
須磨、、、、おいで??」
須磨は、宇髄の低くて、
そして柔らかな声に吸い寄せられるように
彼のそばに寄っていった。
宇髄の膝の上に座らされ
後ろからそっと抱きしめられた。
小さく、細い身体は、宇髄の大きな身体
にすっぽりと埋まってしまった。
腰に回された太くて逞しい腕に、
守られている
という安心感を感じた。
宇髄「なぁ、須磨。緊張してる?」
耳のいい宇髄には、
須磨のドキドキと脈打つ
心臓の音が聞こえていた。
これから始まる自分との情事を思って、
心臓をこんなにも煩くさせている彼女を
愛しく思った。
須磨「はい、、、、。」
と今にも消え入りそうな声で答える。
宇髄「大丈夫だからな。ゆっくりしよう。
キスしてもいいか?? 」
須磨「はい、、。」
宇髄の整った綺麗な顔がどんどん
近づいてくる。
恥ずかしさに耐えかねて、
ぎゅっと目と口を閉ざした。
唇にチュッと柔らかな感触がした。
それは、角度を変えて何度も何度も
降ってくる。
宇髄「こら、力抜け」
宇髄の右手がふっと、
彼女の耳に優しく触れた。
須磨「ふふっ、天元様くすぐったいです」
宇髄は彼女の力が抜けたその一瞬
を見逃さず、彼女の薄く開いた唇の隙間から舌をグッと侵入させた。
須磨「???!!!んっっっ」
突然侵入してきた舌への驚きと、
息もできないほどのキスに
宇髄の胸を叩いた。
須磨「て、、んぁ、天元様、、、、。
い、い、息が、でき、、、ない」
宇髄「ばか、、、、鼻で息しろ、、、」
宇髄の熱くて、柔らかな舌が、口内を荒し
ピチャピチャという水っぽい音が耳に響き
わたった。
宇髄のキスが媚薬のように彼女の脳を犯していった。