乙女のしとやかさ【宇髄天元】【鬼滅の刃】R18♡あり
第3章 最後の晩餐??
宇髄「里を抜けた時も、遊郭に潜入した時も、
お前らを危険な目に晒しちまった。
おまけに、俺は遊郭での戦いで怪我を負ってこのザマだ。
お前らは強くて優しくて、いい女だから、
どこへ行っても幸せになれるはずだ。
だから俺のことは気にしな、、、、」
気がついた時には、
俺は頭上から抱え込むように
雛鶴、まきを、須磨に抱きしめられていた。
母親に抱きしめてもらった記憶
なんて1ミリもないが、
まるで母親に抱きしめてもらった様な、、、、、
そんな安心感、懐かしさに包まれた。
俺は知らず知らずのうちに、
涙を流していた。
雛鶴「天元様。天元様はもう十分
私達を幸せにしてくれています。
あの里から連れ出してくれて、
私に、生き方を教えて下さいました。」
まきを 「天元様が背負ってきた悲しみも
痛みも全部、一緒に背負わせて下さい。
私は天元様と一緒に幸せになりたいです。」
須磨「他の誰かじゃなくて、天元様と
じゃなきゃやーーー〜だ !!!!
それに、天元様とじゃなきゃ私、
幸せになれる自信ありません!!!!」
(あぁ、こりゃド派手に完敗だ。
手放そうなんて、考えたのが馬鹿だった、、、、。
こいつらを、俺が幸せにできるかどうかじゃなくて、
こいつらが俺を幸せにしてくれてんだ。
俺はこいつらがいないと生きていけない、
こいつらがいないと、俺は幸せになんか
なれねぇわ。)
宇髄の肩からふっと力が抜けた。
今まで考えてたことが馬鹿らしくなった。
「ふふっ。やっぱお前らにはかなわねぇな。 さすが、俺の女房だ。」
宇髄、雛鶴、まきを、須磨の4人は
顔を見合わせて泣きながら笑った。
色んな感情がぐっしゃぐしゃになったけど、
最後、彼らの胸にあったのは
"幸せ"
ただそれだけだった。