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貴方の側にいるという事

第4章 一巡目をする事


3人目は、レオに決めた。

レオ「カズミちゃん、アランを選んだんだ。
 ちょっとショックだな、俺にしない?俺も好きなんだけど。初めて会った、オーディションの時から」と言い
拗ねた顔をした。

レオ「何でアラン?」
カズミ「元々、ファンだから。」
レオ「そうなの?ショックだな。アラン、喜んでた?」
カズミ「えっ、どうかな?でも、絶対に離さないし、世界一の幸せなプリンセスにする、愛してるとは言われた。」

レオ「けっこう、アランもはっきり言うね。
俺の事なんて言っていた?」
カズミ「レオは、口説くのも上手いし、慣れてるから、ハードだって。忠告された」
レオ「酷いなアラン、人をなんだと思っている?」

レオ「まぁいいや。今夜は、俺の事だけ考えてね。」

そう言って、絡めるようなキスをされた。
引き込まれそうだった。

カズミ「ん、、レオ」
レオ「今日は、俺の事だけ考えて」
カズミ「うん、そうだね」
レオは髪を撫でながら、見つめて言った。
レオ「でも、この制度は、俺もあんまりだと思うよ。
女性側は、傷つくよな。嫌な思いしないといけないから。変えた方がいいと思う。誰が考えたんだか。」
カズミ「そうだよね」
レオ「うん、カズミが王妃になったら、変えてね、この制度。いらないよ、こんなことしなくても。」
カズミ「うん、でも、私にその権利ある?」
レオ「そりゃあるよ。アランを選んだから、次の国王はアランだけど、アランも同じ事考えてるし、2人が次期国王と次期王妃になったら、提案してね。宜しくね」
カズミ「うん、その時はね。」
レオ「うん、次のプリンセスの為にも。王妃にはならなくても、まだ、俺も含めて、4人の独身王子がいるから、その度にこの制度を使っていたら、大変だよ。カズミちゃんを犠牲にしちゃったけど、ごめんね」
カズミ「ん〜ん、私は、正直なところ、アランに癒されているから、まだいいけど。アランにも、謝られた。」
レオ「そうなんだ。皆んな、思っているんだけど、変えられなかったから、5人とも同じ考えだよ。俺も、アランも、カインも、ノアもルイも、それにジルもユーリもね。やめたほうがいいと思っている。残酷だよ」
カズミ「そうなんだ。皆んな、優しいんだよ。」
レオ「そうかな?」
カズミ「うん、そうだよ」
レオ「ありがとう。カズミちゃんも、優しいけどね。だから、皆んなに好かれる。」
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