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陽だまりの猫のような君【鬼滅の刃/悲鳴嶼行冥】

第3章 その傷を、、、


しのぶは、鈴音が痛くない様に注意しながら、傷跡の皮膚片を取る。
「とりあえずこの薬を塗ってみてください。1週間程したらまた来て頂けますか?傷の様子を診せてください。」
「わかりました。」
鈴音は塗り薬をもらうが困ってしまった。傷跡は背中なので、自分では塗れない。しのぶにそう言うと、しのぶは微笑んだ。
「悲鳴嶼さんがいるじゃないですか。」
あまりにも普通に言われて、なるほどそうか、と納得しかけて、鈴音は慌てて首を横に振る。
「いえ、悲鳴嶼さんとはただの猫仲間であって、別に恋仲でもないですし、、、」
「あら、そうなんですか。悲鳴嶼さんが女性を連れていらっしゃるのが初めてなので、てっきり特別な仲なのだと思っていました。」
しのぶの言葉に、鈴音は真っ赤になる。
その時、診察室のドアをノックする音がした。
「、、、診察は終わっただろうか?」
外から悲鳴嶼の声がする。
「ちょうど終わりました。中へどうぞ。」
悲鳴嶼がドアを開けて入ってきた。途端に診察室が狭く感じる。
「悲鳴嶼さん、鈴音さんに塗り薬をお出ししましたので、毎日、お風呂上がりに塗ってあげてくださいね。」
「、、、承知し、た?」
返事をしてみたものの、悲鳴嶼もおかしいことに気づいたようだ。
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